結構多いオーガズムについてのお悩み

「パートナーを愛しているのに達することができない」
「パートナーが一生懸命にイカせようとしてくれているのに申し訳ない」
「自分は不感症なのかもしれない」

そんなお悩みを抱き当サロンにお見えになる方が多くいます。女性は男性とは異なりオーガズムに達するまでにいくつもの障害を乗り越えないといけないのですが、それがあまり知られていません。

今回は少しでもオーガズムに近づけるような学習をしていきましょう。

リラックス

多くの女性はオーガズムに意識が向きすぎると逆に達しなくなることがあります。

「急に出てこなくなった名前を思い出そうとするのと同じようなもの」オーガズムをそんな風に表現をされる方もいます。一生懸命名前を思い出そうとしてもダメで、違うことに専念したり、体を楽にして漫画でも読んでるときに急に名前を思い出せたりします。

「イかなくてもいいからただ楽しもう。君に触れるのが大好き。ただリラックスして楽しく過ごそう」

必要なのはそんなスタンスのパートナーです。あなたのことが好きだからこそ「気持ち良くなってもらいたい」のですが、それに呼応して『そこにたどり着かなければならない』という義務感をちょっとでも意識した瞬間、逆に達しなくなるのです。

ホストタイプ

誰かのために率先して動いたり気を回せるタイプの方が「イケない」と悩む傾向があります。

ベッドの中でいつもパートナーがどう感じているかを考えている。パートナーが私を喜ばせよう、気持ち良くしようと頑張ってくれているとき、それに応えて先回りして、わざと息を荒くしたり声を出したり。パートナーにどう気持ちよくなってもらうかを頭で考えている。

気の回る素晴らしい女性であるが故に達することができないことも多々あるのです。

先ほどのリラックスの話と似た話になりますが、自分自身を少しだけ変えてみてください。そして変えるのはひとつだけ。

「わがままになる」それだけです。

パートナーに何かをする必要はありません。あなたはただ「わがまま」に自分の感じるように感じればいいのです。何かがあまりにハードで痛みがあるようなら伝えてください。ソフトすぎて感じにくいときも伝えてください。そいういとき以外はパートナーのために何かを言ったり、したりしてはいけません。

受け身に慣れていない方の場合は、最初はぎこちなくなってしまうかもしれません。パートナーによく思われたいと率先して動いてしまうかもしれません。ゆっくりとで大丈夫です。だんだんと「わがまま」に自分自身の気持ち良さの感覚に身を委ねてみてください。

いつしかパートナーはあなたの気持ちの良いポイントを見つけてくれるはず。そしてあなたはただそれを享受すればいいのです。

質問

セックス中に触れ方が強すぎるかどうかとか動きが速すぎるかどうかなど相手の反応を求めることは相互のためには非常に役立ちます。

しかし要らない質問があります。それはパートナーに「もうイキそう?」と聞くことです。これは男女どちらにとっても損をする質問です。

聞かれると途端に快感に集中できなくなります。あるいは自分がなぜイケないのかといった雑念が浮かんでしまうこともあるかもしれません。中には「もしかしたら普通の女性はこのぐらいの愛撫でオーガズムを迎えたりしているのかな。私はイキにくいのかもしれない」そんな雑念が入ったらそのセックスは失敗です。

せっかくオーガズムへの助走ができた頃、または助走が済んであとは上り詰めるだけというタイミングで「イキそう?」と聞かれることほど無粋で無駄なものはありません。

パートナーとはあらかじめ約束をするのがいいでしょう。お互いイキそうかどうかを確認する質問はやめよう。

自意識と自信

達することができずにいた方の話。

「ベッドではいつもパートナーの目を気にしていました。息が臭いかもしれない。濡れすぎや濡れなさすぎ。デリケートゾーンの匂い。胸のサイズ。お腹のゆるみ。そんなことばかり考えが巡ってしまう。だから20代の頃は心からセックスを楽しめず、ただセルフプレジャーばかりしていました。でも、ある恋人ができたんです。彼は私の匂いが大好きだと言ってくれて、私の膣をまるで大好きなデザートのように見てくれるんです。おかしな話に聞こえるかもしれませんが、あの時、人目を気にしなくなり、素晴らしいオーガズムを得られるようになったんです」

セックスをより良くする方法を尋ねると、パートナーがあなたの体に惹かれていることを示してくれる、あなたがコンプレックスに感じている部分への愛情があるとベッドで大きな効果があると答えます。誰にでも多少はコンプレックスがあります。例えそれが自意識が過剰になっていたとしても。そういう方の場合はコンプレックスを薄くしてもらえるパートナーが必要なのかもしれません。

胸が小さい。初めての彼氏にそんなことを言われた。傷つけるつもりはなく冗談みたいに伝えてきていたけど、それがいつまでも心に残っている。以後、好きになった方との夜を迎えたときもまた胸が小さいと言われるのではないかと気になって胸を隠すことなどに集中して、全然快楽を味わうことはできなかった。

多かれ少なかれ乙女心を傷つけるような発言があったり、たとえ無かったとしても勝手に自分で自分を縮こませているようなことがあるのです。

繰り返しになりますが自分で好きになれないパーツや匂いなども相手によっては「たまらなく好き」なポイントになります。そんな部分を褒めてくれるようなパートナーであればもっと自分を開放することができて、自信もついて、もっともっと素敵な女性になれるし、オーガズムだってすぐに達することもできるかもしれません。

まとめ

・無理に達しようとしないこと
・自然にリラックスして
・セックス中はわがままでいい
・パートナーのために、は禁止
・無駄な質問はあらかじめ禁じておく
・コンプレックスも愛してくれる相手と

もちろん技術的なことで達することができないこともあるかもしれません。でもどちらかといえば技術面よりもご自身とパートナーの関係性や、それぞれの問題をクリアにしていく方が圧倒的に達しやすくなると思います。

もっと細かい話やご自身にピンポイントなアドバイスなどが必要であれば当サロンにご相談ください。もちろん相談だけでも構いませんし、達する練習みたいなものが必要であれば施術もお受けいただければと思います。